納豆とは
納豆は、大豆を納豆菌で発酵させてつくられた食品です。
質のよいタンパク質にめぐまれ、血庄を下げるカリウムやマグネシウムなどのミネラル、血管の老化を防ぐビタミンE、コレステロール値や血糖値を下げる食物繊維などが豊富です。
高血圧の食事には、このような塩分を排出する作用のあるカリウムが取れる料理にすると良いようです。

また、大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似ているため、更年期の女性のつらい症状をやわらげます。
大豆が納豆になるときに納豆菌によってできるナットウキナーゼという酵素は、血液中の血栓を溶かし、動脈硬化が原因の心筋梗塞や脳梗塞を防ぎます。
これは、ナットウキナーゼに、血栓の成分であるフィブリンという特殊なタンパク質を分解する作用があるためです。

最近の研究で、納豆に含まれているぺプチドに、血圧を下げるホルモンのアンジオテンシンェを、血圧を高くするアンジオテンシンIIに変える作用を妨げる働きのあることがわかりました。
さらに、納豆に含まれる酵素に、血圧を下げるカリクレインに働いて血管を広げ、血庄を下げる作用のあることが発見されました。
高血圧の食事として、このようにコレステロールを抑え、血庄を下げる成分が豊富なアボカドと納豆をまぜて食べると、さらに効果的に高血圧を予防し、老化を防ぐ事ができるようです。
高血圧の食事
アボカドと高血圧予防
アボカドは、コレステロール値を下げ、血液をサラサラにし、高血圧を予防する作用がある事で知られています。
アボカドは、南米原産のクスノキ科の樹木で、果実の約20%が脂質であることから、「森のバター」と呼ばれています。
脂質は、ほとんどがオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸ですから、たくさん食べてもコレステロールが増えすぎることはないようです。
また、食物繊維が豊富なので、便通をよくするとともに、腸内の余分なコレステロールや糖質の吸収を妨げ、コレステロール値や血糖値の上昇を抑えて、動脈硬化や高血庄、糖尿病などの生活習慣病を防ぐと言われています。
また、ビタミン団、ビタミンE、力リウム、マグネシウムなどのビタミンとミネラルをバランスよく含んでおり、ギネスブックに「世界一栄養価の高い果物」と紹介されました。
キツイ運動も薬も一切使わずに、たった3日間で血糖値を下げることができる食事療法があります。 ⇒ 藤城式 糖尿病食事法
